【映画】MIB インターナショナル【ネタバレ】
お世話になります。El Pinoです
MIB インターナショナルを見て来ました。
エージェントJ(ウィル・スミス)&エージェントK(トミー・リー・ジョーンズ/ジョシュ・ブローリン)コンビがNYを舞台に宇宙の危機を救うSFコメディシリーズの続編がキャスト・舞台を一新した新作(スピンオフ?)です。
以下ネタバレ
キャストはMCUでもソー&ヴァルキリーとして共演したクリス・ヘムズワースとテッサ・トンプソン。なんとなく関係性も似た感じでした。
監督は「ウィルとトミーに対するファンの深い愛情についてはよく理解しています。私たちは彼らの”代わり”を生み出そうとしているのではなく、彼らに新しいチームを加えようとしているのです。」と語っていたそうですが、残念ながら全体的にはMIB第1作の劣化版焼き直しで、過去作と地続きには感じられない印象でした。
はねっかえりな新人エージェントMが優秀なエージェントTと組んで肉体を乗っ取る凶暴なエイリアンと戦うみたいなとことか。(もちろんリメイクではないのでエージェントMの性格はJとは真逆だったり、「内部の腐敗」「組織内のポジション争い」のような新しい要素は含まれていますが……。)
まあまったく面白くないのかと言えばもちろん決してそんなことは無く、普通の娯楽映画だなーとは思うのですが、過去作と比較すると絶望的にストーリーに起伏が少なく、その割には(まとまりの無い)色々なエピソードを小出し小出しにして世界観を広げようと足掻いている感じがありました。ラスボスも妙にあっさりだし総じて盛り上がりに欠けました。
過去のシリーズは地球規模・宇宙規模のトラブルをNYを中心にわちゃわちゃしながら解決する大規模なのか小規模なのかよくわからないギャップが小気味好い世界観を生んでいたと思うのですが、今回のシリーズではアクアマンよろしくパリ→英国→モロッコ→イタリア……と宇宙の危機を救うためにワールドワイドに駆け回ります。私の好きだったローカルに活躍するエージェント達はそこには居ませんでした。
第1作では「ほとんどのエイリアンはマンハッタン島に住んでいる」と言われていましたが、あれから22年が経ったのでエイリアンは数も増えて世界中に住めるようになって、エージェント達がローカルに活躍できる時代は終わってしまったのかもしれませんけど。(「エイリアンにも権利を!」みたいな事とかあったんすかね。ご時世〜!)
あれ。思い返すとシリーズ全部ちゃんと映画館で見てます。
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