【映画】Birds Of Prey【ネタバレ】
お世話になります。El Pinoです
「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY」を見てきました。
2016年公開の「スーサイド・スクワッド」から、大人気キャラであるハーレイ・クインをフィーチャーしたスピンオフ作品。Mr.Jと破局したハーレイ・クインがかっこいいお姉さん達と一緒に街のワル共をボッコボコにする痛快アクション作品。
フェミニズムと関連づけて語られることの多い本作なんですが、個人的にはそういう観点はそこまで重要ではなくて、「かっこいいお姉さんがかっこよく暴れまわり、ハーレイが執拗に悪党の膝を折るアクション」を楽しむ映画だと思いました。
それ以上でも以下でもない。悪党が膝を逆方向に折られる映画。
良かったところを挙げていこうと思います。
①アクションがかっこいい
スースクに比べてアクションがめちゃくちゃ強化されていたように感じました。
体系化されたようなコンバットアクションとか格闘技ベースという感じではなく、ストリートファイト的な粗けずりなスタイルが多く、ワイルドなかっこよさがありました。
②お姉さんがみんなかっこいい
強いお姉さん大好きマンなので本当みんなちがってみんなかっこよかったです。ブラックキャナリーはちょっと喧嘩最強のワイルドな感じだけど優しさも兼ね備えた姉御肌、ハントレスは復讐に燃える冷酷な殺し屋、長い物に巻かれない腐敗と戦う女刑事モントーヤ（中年の戦う女刑事って結構レアなキャラだと思いました。）。（おや？ハーレイは……？）
③特にハントレスがかっこいい
元々好きなキャラという事もあるのですが、メインウエポンはクロスボウだけど白兵戦も出来て、移動はかっこいいバイク。しかも悲しいバックグラウンドを持つハントレス。あーカッコいい。
特にハーレイをバイクに乗せる(?)シーンではズキュンとなりましたね。
④ハントレスがかわいい
ハントレスは復讐に燃える冷酷な殺し屋なのに微妙に中二くさいノリを周りに軽くイジられていてちょっとかわいそうだけど、本人は割と本気でやっているのがかわいかったです。見た目はクールな感じなのにそういうちょっとズれたところがあると親しみやすさが出ますよね。
⑤飯がうまそう
ハーレイのお気に入り、二日酔いの朝の朝食エッグサンドイッチ、テレビを見ながら雑に食べるシリアル、ラストでみんなで朝から飲むマルガリータやタコス。どれも美味そうでした。
⑥ストーリーが特にない
ほんとただただ強いお姉さんがわさわさして街の悪党を懲らしめるというだけの、良くも悪くも何も無い話。私はお説教系の映画が苦手なので、何も残らないタイプの方が好きです。
そんなとこですかね。
でも私はハーレイクインの事が好きじゃない。
前作「スーサイド・スクワッド」で爆発的に人気が出たハーリーン・クインゼル博士ですが、あの時からルックス的にはカッコかわいいと思いましたが、キャラクター的な魅力は全然無いなと思っていて、それは今作でも同じでした。
私が根性系のヒーロー好きという事もあるのだと思いますが、（DCだとグリーンアローとかバットマンとか）彼女の依存体質や、場当たり的で努力をしない姿勢がとても嫌いです。今作ではMr.Jと破局して自立するみたいな感じの触れ込みでしたがなんやかやでMr.Jの威光は利用していましたし、威光が無くなって一瞬自立したかと思いきや命を狙われまくるようになって困ったら少女を悪党に売り飛ばしてその庇護下に入ろうとする。シェフをおだててサンドイッチの金もまともに払わない。
先述のブラックキャナリー、ハントレス、モントーヤは努力して一人で戦っていましたが、ハーレイはきっとそうする気は無いんだろうな。みたいな。同じようにズルくてもジョーカーのような美学も感じないしただただズルい、格好良さが無い浅ましいズルさ。自分より有利な手札を持っている人に寄生するだけ（ラストもラッキーで手に入れたカサンドラの盗んだダイヤを使ってますし）。それが彼女の能力だと言えばそれまでなのかもしれませんが私には受け入れられませんでした。
あとどうしても気になる事があって、ゴッサム市警の女刑事であるモントーヤですが、彼女についても比較的しっかりと描かれていたにも関わらず、腐敗していない数少ない警官であるゴードン署長やモントーヤの相棒だったり、ゴッサムでも重要な役割を担っている粗っぽいけど根は良い刑事であるハービー・ブロックが1ミリも（実際に出なくても何かしらで存在を匂わせる程度でも）出てこない事が何だか違和感があるなあと思いました。
あー、それにしてもハントレス最高だったな。
追記
エッグサンドつくりました。
それではまた。
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